ピンポンパールという金魚を飼い始めて2か月、泊りで出かけて帰ったらオレンジ1色だった金魚の体に黒い点が現れました。
最初は「成長とともに柄が出たりするのかな?」と喜んだりしていました。
ある日ネットで何気に調べてみたら「黒斑病(こくはんびょう)」の兆候ではないか?という記事を見つけました。
「黒斑病は白雲病(はくうんびょう)が治る時に黒くなる状態」で、黒斑病は回復を意味しているようなのですが、白雲病は進行が早く金魚が死んでしまう事もあるそうです。
そういえば2匹のうち今回の「ポンちゃん」は、買って来た時はポッチャリしていて大きかったのですが、最近はもう1匹の「ピンちゃん」と比べて小さいし、ここ最近おとなしかったように感じます。
金魚が病気になるのも初めてだし治療するのも初めて初心者が、やってみて感じた事や必要なアイテム等を紹介します。
私も怖くてなかなか薬浴に踏み切れませんでしたが、同じような状況の方が早期発見し早期治療が出来るための参考になればと思っています。
発見当時の写真
上の写真が最初に発見した時の物です。
脇に黒い点がありますよね。
この時点では全く病気だと思いませんでした。
そして2日後には額に濃い黒い点が現れました。
あのかわいいポンちゃんが悪党みたいな顔になっています。
しかし、「黒斑病は回復の印」という言葉を信じ「そのまま様子を見よう」という事にしました。
さらに2日後、最初の黒い点が薄くなったと思ったら、側面のウロコがないのか?と思えるような状態を発見しました。
これが穴あき病?
いずれにしても、免疫力がなくなったり傷が出来た個所に菌がついて繁殖する事が原因の病気ですので、初めての薬浴に挑戦する事になりました。
薬浴
薬浴に使った薬は「グリーンFゴールド顆粒」です。
細菌性感染症や皮膚炎に効果があり、多くの方が勧めている薬です。
この薬を使う上での注意点は、
活性炭フィルターに成分が吸着して薬の効果がなくなってしまうので、活性炭をろ過装置から外す。
要するにエアレーションのみにして、ろ過はしないという事です。
ろ過しないため水が汚れますので、頻繁に水を交換します。
この薬は光に弱いので、暗くしておいた方がいいとの事です。
薬浴と同時に塩浴も併用すると良いようです。
水を金魚の体液に近い塩分濃度である0.5%にしてあげる事で、余計な体力を使わずリラックス出来るのだそうです。
水槽ごと殺菌(失敗?)
初めての薬浴という事でたくさんの情報を得たのですが、いろいろな見解があり迷いました。
「1匹が病気になったら他にも感染している可能性があるので水槽ごと殺菌する」という意見を取り入れて、まずは水槽に分量の薬を投入してみました。
するとヤマトヌマエビがパニックを起こしたかのように動き回り出しました。
「これはまずい」と思い、ヤマトヌマエビと石巻貝を救出してきれいな水が入ったバケツに移しました。
バケツで薬浴
薬浴の期間は5~7日と書いてありますので、このまま水槽内の菌を殺してしまおうと思いましたが、薬の効果でバクテリアは死んでしまいますし、砂利の下の汚れをスポイトで吸おうとしても汚れがひどくて舞い上がってしまいます。
そこで、金魚をバケツに隔離して水槽を全部きれいにする事にしました。
最初からこうしておけばよかったです。
隔離して失敗するのが怖かったのですが、意外と居心地が良さそうで安心しました。
水槽のろ過環境や砂利の敷き方などを1から見直して、水質重視の設定にした所にヤマトヌマエビと石巻貝を戻して、金魚たちが回復して帰って来るのを待ちます。
5日後、水槽に戻しました。
水槽に戻す時は、急に水質が変わると良くないので、何日かかけて少しずつ水槽の水になるようにします。
黒い点はまだ残っていますが、あまり長く薬の中に入れておくのも心配だし、元気になったようなので水槽に戻しました。
しかし、その後次の病気にかかってしまい、現在1匹で隔離・薬浴中です。
やはり、あせらずゆっくりと治すという事が一番大事ですね。
薬浴中のえさは?
「薬浴中にえさを与えるべきか?」という事についても、ネットでは多くの見解があります。
「体力をつけるため与えた方が良い」と「消化に使う体力を治療に集中させるため与えない方が良い」では真逆ですよね。
私はこの時は前者の意見を取り入れてえさを与えていました。
しかし、2回目の薬浴で「与えない方が良い」と思いました。
金魚は2週間位えさを与えなくても大丈夫だと聞いた事がありますし、その方が病気の回復が早いような気がします。
現在は薬浴最終日で、水槽の水で半分薄めて1口だけえさを食べさせてみた所です。
戻ってからは元気な金魚が待ってて、病み上がりのポンちゃんがいじめられる可能性もありますので、しっかり体力をつけて戻してあげられたらと思っています。
おすすめアイテム
別の場所に隔離する場合、エアレーションが必要です。
しかし、よくある軽石みたいなエアーストーンというやつは、けっこう音が大きいようです。
私は「ロカボーイコンパクト」の上のスポンジと活性炭を外して、下の石だけの状態で使っています。
金魚が弱っている時には少しの水流でも流されてしまいますので、そのような時には泡が細かい物が良いと思います。
ロカボーイはエアポンプがないと使えませんので、容量が小さくて安い物を1つ持っておくと良いと思います。
GEX イーエアー 1000SB 30cm、45cm水槽用エアーポンプ ジェックス【HLS_DU】 関東当日便白雲病は水温が低いと発生しやすいため、隔離中も水温を高くしておかなければなりません。
私は水換え時の新しい水を温めるためにもう1つ持っているので、それを薬浴に使いましたが、薬浴中の新しい水を温めるためにもう1つあると便利です。
私は現在ある物を移動してやりくりしましたが、けっこう面倒だったりします。
まとめ
金魚を飼い始めて2か月で初めて病気を発見し、薬浴をする事になりました。
この方法につきましては、多くの見解があって何を信じていいのか迷います。
私はまだ初心者ですが、今回の体験で多くの見解の中の1票としてこの記事を加えていただけたらと思っています。
最初に「金魚は病気との戦い」と大先輩にアドバイスをいただきましたが、これから色々とありそうです。
しかし、一度経験して道具も揃っていれば、それほど怖いものではないと思います。
早期に発見し、長く飼えるようにお互いがんばりましょう。
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